リンクシェアさん主催による
JALのオフィス見学会レポート第2回。
今回はステーションコントロールセンターを見学しました。
気象条件を管理するステーションコントロールセンター
恒例のリンクシェア・ジャパンさん主催の日本航空見学会。
レポート第1回目は、
会議室からの空港の様子をアップしました。
レポート第2回目は、ステーションコントロールセンターのレポートです。
空港上空の気象条件をチェックする部署や
飛行機の重さをチェックする部署などがあります。
掲載する画像は
JALさんから特別に許可を得て掲載するものです。
今回はリンクシェアさん主催の特別な見学会ということで、
写真公開の許可を頂きました。
JALオフィス見学会 レポート一覧
- 会議室からの景色が凄かった!編
- ステーションコントロールセンター編(今ここ)
- キャビンアテンダント編
- パイロット編
- 旅客部編
- ダイヤモンド・プレミア ラウンジ編
- サクララウンジ編
- ファーストクラス機内食編
- CA新制服ファッションショー編
- 激レアなお土産編
国土交通省やランドサットからのデータを逐一チェック
ステーションコントロールセンター(SCC)は
天王洲本社にあるJALの
オペレーションコントロールセンター(OCC)の小型版のようなもの。
羽田空港だけを管理しているコントロールセンターです。
なお、画面の端末やオフィス内には撮影制限があるものも多いので、
モザイクをかけてあります。
この日は土曜日でしたが、やはり多くのスタッフが働いています。
飛行機に休みはありませんからね。
1日あたり200便ほどの発着陸を管理している大変な仕事です。
こちらの部署では、空港の混雑具合や気象条件などをチェックして
上空の飛行機を待機させたり、着陸させたりしています。
基本的には
北ウィングは北方面へ行く飛行機、
南ウィングは南方面へ行く飛行機
となっているので、両者を混ぜることは出来ません。
ですので、片方のウィングだけでやりくりするのが大変だそうです。
PC端末には、衛生ランドサットから送られてくる情報を元に、
国内の各空港の気象条件などをチェックしています。
危険度を色分け表示することで、
どの空港で注意が必要なのかが、ひと目で分かるようになっています。
飛行機の現在位置も
国土交通省から送られてくるデータでリアルタイムに表示されます。
Flightradar24のようなソフトでも
飛行機の現在位置が表示されますが、
このようなソフトでは表示されない飛行機もあるそうです。
当然ながら、ステーションコントロールセンターの端末では
すべてが表示されます。
これはFlightradar24の画面。
こういった感じで、リアルタイムに
飛行機の場所や天気図、空港上空の気象状態、
滑走路の風の状態などがクリック1つでわかるようになっていました。
凄いシステム。
PCが無かった頃はどうやっていたんだろう???
ステーションコントロールセンターでは、
上記の他、各便のドアの開け閉めまでも管理しているそうです。
まさに、鳥の目線から、虫の目線までお任せあれ、ですね。
安全を守るって大変な仕事だ。
スタッフは
パイロットと無線でやりとりする必要があるので、
ほとんどの社員が無線の資格を持っているとのこと。
資格を持っていない場合は、
管理者がそばにいれば無線で話すことができるそうです。
主に、飛行機とのやりとりがほとんどで、
空港の管制室とやりとりすることはほとんど無いとのこと。
なんか意外ですね。
重さをチェックする部署、LPとWBって何??
ステーションコントロールセンターの奥には
「LP」「WB(ウェバラ)」と呼ばれる部署がありました。
「LP」はロードプラン
「WB」はウェイトアンドバランス
どちらも飛行機の重量をチェックする部署です。
こちらは女性スタッフが多く働いていました。
こちらがLP。
LPでは、
飛行機に積み込むコンテナの
バランスなどを計算する仕事をしています。
コンテナのサイズや重量などを計算して、
バランスを取っています。
必ず2つのコンテナを左右に対になるように積むそうです。
ペットなどの生き物はコンテナに詰めないので、
バルクと呼ばれる場所に積みます。
そちらは温度が暖かいそうです。
そしてこちらがWB。
こちらも重さのバランスを取る部署です。
こちらでは最終的な総重量を計算します。
乗客の重さや手荷物の重さなどもあわせて計算。
大人の乗客は一人あたり70kgで計算するそうです。
お相撲さんが大量に乗ってくる場合などは、
事前に体重のリストを貰って計算するそうです。
重量バランスにおいて重要なのは、
前後のバランスがだそうです。
左右は翼でバランスが取れるので、それほど問題じゃないそう。
機首が重すぎたり、軽すぎたりすると危険なのですね。
万が一、計算システムが故障した場合に備え、
手書き用のシートもありました。
PCがない状態でやるなんて、大変だ。。。。
このように、細かい計算と管理によって、
飛行機は安全に飛んでいるんですね。
ご苦労様です。
というわけで、
「JALの社内見学会に行ってきた2 ステーションコントロールセンター編」
でした。
次回は
「JALの社内見学会に行ってきた3 キャビンアテンダント編」
です。
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JALオフィス見学会 レポート一覧
- 会議室からの景色が凄かった!編
- ステーションコントロールセンター編(今ここ)
- キャビンアテンダント編
- パイロット編
- 旅客部編
- ダイヤモンド・プレミア ラウンジ編
- サクララウンジ編
- ファーストクラス機内食編
- CA新制服ファッションショー編
- 激レアなお土産編
【参考リンク】
日本航空
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