ザ・キャピトルホテル 東急 開業一周年記念として行われた
三國清三シェフのトークショーに行ってきました。
ちょっとこちらの期待していた内容とは違いましたが、いろいろと考えさせられる内容でした。
ザ・キャピトルホテル 東急が、この秋、開業一周年を迎えました。
それを記念して
フランス料理の巨匠、三國清三シェフによる「食育トークショー」が開催されました。
「どうしたら、味覚を鍛えられるか?」
というお話を聞けるのかなと期待しましたが、ちょっと違う内容でした。。。
料金は無料でしたので、まあいいやということで、レポートします。
2011/12/05、場所はザ・キャピトルホテル 東急の宴会場「鳳凰」。
さっそく国会議事堂前駅に向かいました。
東急キャピトルタワーに入ると、クリスマスらしい飾りが飾ってあります。
さて、宴会場「鳳凰」はどこかな〜と探しているとあったあった、案内板。
「鳳凰」は1Fにあります。
この壁が目印です。通称「ビートルズの壁」。
ビートルズが来日時に記者会見をした際、後ろにあった壁だそうで、
ザ・キャピトルホテル 東急 がリニューアル開業した際にこちらに移築されたました。
会場には垂れ幕がありました。期待も高まります。
もう1つ垂れ幕があります。
結構大きいので、まるで三國共和国の国王のような雰囲気です。
さて、ザ・キャピトルホテル 東急 総支配人のご挨拶で始まった、トークショー、
まずは、特別ゲスト、服部栄養専門学校校長の服部幸應さんの話が始まりました。
特別ゲストといいつつも、
服部先生の方が話す時間が長くて、三國シェフの持ち時間が短かった。。。
残念。。。。
服部先生の話は
1.安全な食べ物や危険な食べ物について
・添加物の摂取量は、1人当たり年間2kgも摂取している計算になる。
・有機野菜は高いけど、みんなが買うようになればコストも下がってくる。
・日本の女性モデルの体型は不健康でおかしい。あれを目標にしてはいけない。
欧米では痩せすぎのモデルは出場禁止になっている
・レトルトばかり食べていると味覚障害を引き起こす
2.衣食住の伝承の大切さ
・日本は親や教師を尊敬しない子供が世界で一番多い。
OECDのアンケートでは20%前後しか、親や教師を尊敬していない。
海外では80%など、かなり多い。日本は終わっている。
・おふくろの味の大切さ
3.食料と環境問題
・世界的な食糧不足になると予想される
・食料の輸出を制限する国が出始めている
・日本の農業を時給換算すると150円程度、これでは、なりたい人が減る。
という感じでした。
確かに日本のモデルさんは痩せすぎてて、
男子から見ると、あまり魅力的ではありません。
痩せれば痩せるほどモテなくなると思うのですが、どうして痩せようとするんでしょうね?
服部先生の話が終わると、次はお待ちかねの三國シェフのお話です。
三國シェフの話は、学校をまわって食育を始めたきっかけや、
東北の子供達への支援活動「笑顔プロジェクト」についての話でした。
・食育を始めたのは、イタリアやフランスのシェフ仲間から誘われたのがきっかけ
・美食の国、イタリアやフランスのシェフ達は自国の子供達の味覚を守ろうとしている。
・三國シェフが日本で始めた頃は、どこの学校も相手にしてくれなかった。
・文科省の教育方針に食育が含まれるようになってから、引き合いが多くなってきた。
・東北へいって、美味しい物を作り子供達に食べさせている。
・「ほや」には、5味(甘い、酸っぱい、しょっぱい、苦み、旨味)すべてが含まれている
・12歳までに5味を体験させる。
・体験させないで育った子供は、簡単に親を傷つける。
・体験ぜずに大人になった親は、簡単に子供を傷つける
・そうなると、国の崩壊に繋がるので、イタリアやフランスでは本気で食育をしている
などでした。
東北の子供達のスライドが上映され、
みんな、本当に嬉しそうな顔で食べていたのが印象的でした。
お話の中で、びっくりしたのは、
三國シェフは、料理中にケガや火傷などをしたことがないこと。
なぜなら、油が飛んできてもスローで見えるそうです!
マジで!?
5味をきちんと体験していくと、5感が冴えるようになるそうですよ。
プロってすげー。
感性が豊かになることで、人を思いやる気持ちが出来てくるそうです。
確かに、美味しいものを食べると、自然と笑顔になるし、
心の底から幸せ感が沸いてきますよね、なんでしょう?あの豊かな気持ち。
今回のトークショーでは、
個人的には具体的な味覚の鍛え方やレクチャーを期待していたのですが、
そういった話がなく、やや残念でした。
それでも、ためになる話も多く参考になりました。
やっぱり、食べる物って大切ですよね。
新条はほとんどファストフードやレトルトを食べないのですが、
それでも、添加物まみれになっていると思います。
体に良い物を選んで食べるというのは、
今の時代、かなり難しいですね。
ただ、たとえ添加物まみれでも、食べ物があるうちは良いのですが、
食糧不足や自給率のこと、将来的な円安懸念を考えると、
食料価格も上がっていき、選ぶ自由が無くなっていくかもしれません。
ひょっとしたら、食べ物すら買えない人も出てくるかも?
この先、日本はどうなってしまうのか、
改めて考える必要があるなと思いました。
トークショーが終わって表に出ると、
すっかり日が落ちて暗くなっていました。ビルの外にはイルミネーションが輝いておりました。
そして、お土産も頂きました。
ザ・キャピトルホテル 東急 ロゴ入りのミネラルウォーターとお菓子とパンフ。
お菓子はパイでした。うまうま。
【参考リンク】
ザ・キャピトルホテル 東急
・公式サイト
・ザ・キャピトルホテル 東急 宿泊プラン一覧
三國清三
・Oui Mikuni -Mikuni’s Group Cuisine Web Site-
・三國清三オフィシャルブログ 不時不食
じゃらん
・ザ・キャピトルホテル 東急 宿泊プラン一覧
Yahoo!トラベル
・ザ・キャピトルホテル東急
yoyaQ.com
・ザ・キャピトルホテル 東急 宿泊プラン一覧
JALパック
ザ・キャピトルホテル 東急 を宿泊ホテルに選べるツアーを用意しています。
・【JALパック 関東】 JAL東京ストーリー+横浜・箱根・日光 1泊〜3泊